「魅は与によって生じ求によって滅す」という言葉があります。
人の魅力は与えることで生まれるけど、求めると消えてしまうという意味。
多くの人は「くれくれ」と求めがちだけど、まずは与えることから。
お金も先ずは出さないと入ってこないとよく聞きます。
本当にその通りだなあと思っていた日の夜、料理がプロ並みに上手い友人が夕ご飯に誘ってくれて同じような話になりました。
何かを求めてばかりでは、人の魅力は生まれない。
相手の気持ちを考えて行動することが大切だと改めて感じました。
夕飯はまずマッシュルームのポタージュでスタート。
料理が美味しいのは言うまでもないですが、パリのブロカントでコレクションしているアンティークのカトラリーや盛り付けが美しくて、お呼ばれされる度にいつもため息がでます。
写真を取り損ねたけれど、この後にバターと塩だけでシンプルにソテーした一品も絶品でした。
メインのお肉に付け合わせで出してくれたクレソンはChâteau de Courances(クーランス城)を訪れた際に無人販売していた場所で購入したそう。
1€でこんな新鮮はクレソンが手に入るなんて素晴らしい。
水がとても綺麗な場所で、パリから車で1時間ほどで行けるので今度行ってみたいなあと思います。
クレソンのソテーとメインのステーキ。
有り難いことに、最高級ステーキ chateaubriand(シャトーブリアン)を焼いて頂きました。
食後にフロマージュも。
こんな風に誰かが自分のためにお料理を作ってくれて、おもてなしをしてくれることって本当に嬉しい。私は料理をすることは好きだけど、自分のために作ることがほとんど。まだこうやって誰かのために作るという行為に慣れていません。
それは心の余裕に比例する気がして、自分のことばかりにいっぱいになっていると相手を思いやるところまでいけません。
お料理は一つの例だけれど、人に何かを与えられることは他にもあります。「与える」と聞くと、何かを買ってプレゼントしなければいけない気もしますが、お金をかけずに与えられることもたくさんあります。
そのうちの一つは笑顔。
無料でたくさんの人に与えることが出来ます。
この翌日、また違う友人がお昼ご飯に誘ってくれました。
ワインか何か持って行こうかなと思って、メールで「何か必要なモノはある?」と聞くと「ton sourire(あなたの笑顔)」と返ってきました。
フランス人らしい答えで思わず笑ってしまいました。
とびきり笑顔でお邪魔したいなあと思います。
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