パリの絶品カスレ / Auberge Pyrénées Cévennes
- Kumiko Nakagawa
- 2020年10月15日
- 読了時間: 3分

先日ギャラリーで偶然出会ったフランスのガイドをしているムッシューSergeとランチへ。
日本にもよく行くみたいで話が盛り上がり、今回は彼おすすめのビストロ Auberge Pyrénées Cévennes へ行ってきました。


店内のインテリアも昔ながらのビストロを感じる雰囲気で、伺った13時には地元の方で賑わっていました。
こういった昔からの古き良きビストロがどんどん閉店していて悲しいと話していました。

今回いただいた赤ワイン。

Crème Chaude du Jour
私がentrée(前菜)に選んだのはカボチャのポタージュ。
もうすっかり寒くなってきたので暖かいスープが美味しい季節になりました。

Salade Frisée aux Lardons, Croûtons, Oeuf Bio Poché
Sergeのお勧めはベーコンと半熟卵のサラダ。
縮れたサラダFrisée(エンダイブ)とLardons(ベーコン)とCroûtons(クルトン)とOeuf Bio Poché(半熟卵)の組み合わせが絶妙なんだよ!と力説してくれました。
確かに間違いないハーモニー。

Pâté-Croûte au Canard et Foie Gras
こちらもSergeお勧めで是非食べてとオーダーしてくれた
鴨とフォアグラのパテクルート。
ピスタチオも入っていて絶品。
パテは半分こしましたが、この時点で結構お腹が良い感じに満たされました。

Noix de Saint-Jacques Poêlées, Fondue de Poireaux à la Crème
私がメインでオーダーしたのはNoix de Saint-Jacques Poêlées(帆立のソテー)

Cassoulet de l'Auberge
そしてここのスペシャリテ、Cassoulet(カスレ)。
フランスの家庭料理ですが、何気に今まで食べたことがなかったかも。
白インゲンとお肉をぐつぐつ煮込んだお料理はこれから寒い季節にぴったり。
はじめに店員さんが鍋ごとドーンと見せにきてくれます。
その後お皿にサーブしてもう一度登場。


これは一人前にしては多すぎるボリューム。
写真では伝わらないかもしれませんが、かなりの迫力でした。
食べ応えたっぷりのplat(プラ)です。
多いからちょっと手伝ってと言われて分けてもらったら本当にお腹いっぱいに。

Tarte tatin, crème fraîche d'Isigny
もう既にお腹いっぱいでしたが、デザートも美味しいからと言われて大好物のタルトタタンを頂きました。
デザートは本当に別腹です。

いつもタルトタタンに生クリームが添えてあると、あまり好きではないのでバニラアイスに変えてもらうのですが、ここのcrème fraîcheは美味しくてタルトタタンにぴったり。

Paris-brest
パリ・ブレストは通常リング状のパイ・シュー菓子だそうですが、ここのは棒状でした。
こちらも一口頂きましたが美味しい!

お料理を頂いた後にSergeがシェフのPierreとお話していたら、シェフからお土産にお鍋とレシピ本をプレゼントして頂きました。Merci beaucoup Pierre!
レシピ本を見てこのお鍋で料理したら写真送ってね、と言われたので
試しに何か作ってみようかな。
明後日からパリは21時から6時までの外出禁止令が出されたので
レストランは夜の経営が大変だとお話していました。
私は夜遅く出歩かないのであまり関係ないなと思っていましたが
飲食店は頭を抱える問題ですね。。

白髪に赤いメガネがお似合いのシェフPierreとガイドのSerge
パリでカスレが食べたくなったらお腹を空かせて是非伺ってみてください。
106 Rue de la Folie Méricourt, 75011 Paris
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