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Kouign amann / バターたっぷり!ブルターニュ伝統菓子「クイニーアマン」


ブルターニュでのヴァカンス最終日の朝に、友人のお母さんが味見してみる?とクイニーアマンを少し分けてくれました。


ブルトン語で「バター(amann)の菓子(kouign)」という意味の通り、バターをたっぷり使った甘いお菓子です。有塩バターを使うので、甘いだけではなく塩気もちょっと感じられます。そこが美味しさの秘密かなあと思います。甘いお菓子にちょっぴり塩を効かすと旨味が引き立ちますもんね。

因みに日本ではもうお馴染みの「塩バターキャラメル」を広めたのはブルターニュ地方の菓子職人Henri Le Roux(アンリルルーだそうです。

普段は朝ごはんを食べないのですが、ヴァカンス最終日だし!とコーヒーと共に朝ごはんに頂きました。外はカリカリで香ばしくってやっぱりバターの風味がとっても美味しかったです。


今回ブルターニュ地方に来て気付いたのは、ブルターニュの人たちは本当にバターをふんだんに使うんだってこと。

ヴァカンス中一緒に過ごしたフランス人夫婦は、決まって朝ごはんにコーヒーとタルティーヌを召し上がっていました。美味しそうなパンにバターとジャムをたっぷり塗って。

ブルターニュはバターが名産なので、お料理にもたっぷりバターを使って、食事中のバゲットにもバターを塗っていました。私は普段グルテンと砂糖をなるべく摂取しないように気をつけていますが、ブルターニュのバターとお砂糖たっぷりのクッキーを味見したらそれはそれは美味しくて止まりませんでした。

話はクイニーアマンに戻り、このお菓子の歴史をwikiで調べました。

1860年頃のブルターニュでは、小麦粉が不足し、バターが豊富にある状況であった。このため、小麦粉400g、バター300g、砂糖300gという異常な配分のパン生地が作られた。もちろん、パン生地としては失敗であったが、準備したものを無駄にするのは避けようとこれをそのまま焼いたところ、小ぶりなしっかりとしたケーキとなり、美味であった。


バターが豊富なブルターニュだからこそ生まれたお菓子なんですね。

今まで太りそうだと避けていたバターですが、ビタミンAやカルシウムが豊富で実は栄養価が高いことを知りました。食べ過ぎは良くないけど、偶には美味しいバターたっぷりのお菓子も悪くない。

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