ARIANE / Love in the Afternoon
(1957 / 監督:Billy Wilder)
日本語タイトルだと「昼下りの情事」として知られるロマンティック・コメディ映画。
Odéonの近くにある映画館 Filmothèque du Quartier Latinに観に行ってきました。
フランスだと原作の「ARIANE」と言うタイトル。
Audrey Hepburnが出演している映画はだいたい観ていたつもりだったけどこの映画は観落としていました。面白い上にやっぱりAudrey Hepburnが美しすぎ!
髪型が可愛いなあと思って後から調べて見るとアリアーヌ巻きとして流行ったとか。
この髪型はAudrey Hepburnしか似合わないだろうなあ。
それにしても本当に可愛いし美しい。
ストーリーもコメディだから終始楽しい映画でした。
どこでも演奏する音楽隊に思わずクスッとしてしまう。
観終わった後しばらく余韻に浸ってパリの街を歩きたくなりました。
舞台になっているHôtel Ritzにすぐ行けちゃうパリって、本当に素晴らしい。
そして、Audrey Hepburnの映画で必ず注目するのはファッション。
いつもジバンシーの衣装にはため息ものですが、今回個人的にツボだったのがルームウェアのガウン。
こんな襟と袖にボアがついたクラシカルなガウンが着たい!
どこで探せば同じのが見つかるのだろう。
ウエストをタッセル付きの紐で結ぶのもポイントです。
そして、Audrey Hepburnと言えばやっぱりリトルブラックドレス。
デコルテのカッティングといい、ウエストのシルエットといい、完璧です。
美しいドレスと体型であれば、ノーアクセサリーでもこんなに素晴らしい。
お出かけにはさらりと黒いショートガウンを羽織って。
白いショートグローブを身につけるだけでまた違った印象になります。
髪を二つ結びにしたパンツルックも珍しくて印象的でした。
こんな美しい姿でチェロを弾いているなんてたまりません。
男性のことを想って練習に身が入らないシチュエーションも可愛くて微笑ましい。
この後しばらく「魅惑のワルツ fascination」をエンドレスリピートしそうです。